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ブラック企業の中間管理職

特養 | ユニットリーダーになったけど・・・ 一般介護職員に戻してほしい どうなる??

こんにちは、そうです。

 

今日は本部の特養の職員さんについてのお話になります。

 

なぜ特養の話になるかと言うと、各事業所の管理者が呼ばれたからなんですね。

 

以下、青色で囲まれた部分が、特養の組織図となっています。

 

左端下から2番目がユニットリーダーです

一般介護職で3年、20代の女性が去年の冬、ユニットリーダー(以降リーダー)に昇格したのです。

 

新人職員に指示を出したり、急変時の対応など、他の職員さんより仕事も出来ていて、リーダーへの抜擢がありました。

 

ということで、半年ほどリーダーをされていた訳ですが。

 

最近、一般介護職に戻してほしいと介護主任に相談があったらしい…

 

リーダーになり2カ月間は介護主任と現場の切り盛りをしていて、順調に見えていたようです。

 

本人もチームをまとめるため、色々本を読んだりネットを見たり、頑張って取り組んでいました。

 

ただ、もともと母親ぐらいの年齢のパートの介護士とうまくいかないことがあり、なかなか指導しにくかったり、ちょっとずつ指示しても従ってくれない事が多くなってきたそうです。

 

リーダー本人は愚痴は聞き流せると言ってたのですが…

 

以前のリーダーも言ってましたが、上司に対しての愚痴・当たりが強く、結構手を焼いたと話していたことを思い出します。

 

この時点で、介護主任・副施設長などに相談をしておくべきだったと思います。

 

なかなか、厄介なんですよね。

 

心の中で文句を言うのは構わないのですが、わざわざ他の職員に同意を求め、自分たちの派閥とでも言いましょうか、形成していきますから。

 

ここで共通の敵にされてしまったのですね。

 

このことは、介護主任の耳に入らず、今に至るまで状況が変わっていないとの事でした。

 

また、利用者さんの家族とのトラブルも増えてきてしまったのです。

 

家族:「お父さんのおむつ変えたのだれ?」

 

リーダー:「私ですが…」

 

家族:「パットがずれてるんだけど、ちゃんとやってよね。」

 

パッドの位置や服の着せ方、移乗のやり方など、細かく要望?を入れられては、

1時間、ひどい時には3時間お説教されていたそうです。

 

当然その間は拘束されるわけ…

 

家族:「やっぱり若い子はダメね」

 

と言われ、辛くなってきたとの事でした。

 

そして、家族が年配職員に

 

家族:「リーダーは若いから駄目よね。やっぱり経験の長い人でないと」

 

それを聞いた年配職員は「私でないと」と調子に乗り、リーダーに嫌味を言ったり、他の職員に陰口を言ったり…

 

悪循環になってますね。

 

家族さん、カスタマーハラスメント気味(そうはカスハラと思う)ではっきり言って迷惑です。

 

ズレていた?それってあなたの感想ですよね、なんて言えないですよね。

 

家庭環境(親子関係)がうまくいっていないようで…

 

ストレス発散のはけ口にされています。

 

そんな状態が続き、やっと介護主任に相談がいったみたいです。

 

そうはもっと早くに相談するべきだと思います。

大概まじめで責任感のある方に多い傾向かなかぁ。

 

と言うことで、今後について話し合われたそうです。

 

  1. 年配職員に介護主任からの注意をしてもらい、しばらく様子見。
  2. ほかのユニットへの移動。
  3. デイなど他のサービスへの移動。

 

とりあえず3つの選択肢の中から本人と相談し、介護主任の提案の1を選択されたとの事でした。

 

そうの感覚では、2>3>>>>1だと思うのですが。

 

1は、ほぼ意味がないですね。たとえ施設長が注意したとしても。

 

長くて半年、短ければ1か月もすれば元通りになりますね。

 

2は最初のステップとしては良いと思います。

 

ただ、共通の敵の輪が他のユニットに影響を与えていた場合は解決には至りませんね。

 

3は特養併設のデイ・ショートへの移動で、比較的新しい職場でも、基本は同じ会社なので、慣れるのに時間がかからないと思います。

 

問題点として、デイだと日勤になるため、金銭的な問題が発生してしまう恐れがあります。

 

これから、リーダーの様子を見ていくわけですが…

 

心療内科受診したら「鬱病です」って診断が出そうな感じです。

 

頑張りすぎているリーダーを休ませて、職場環境を整えることが先決だと思うのですが、そんなことは通用しないのが、そうの勤めているブラック企業

 

なんだかんだ理由をつけて、現状維持するのがこの会社(一応話は聞いてくれますが)。

 

「共通の敵を設定することで団結する」という傾向は確かにありますが、自分と近い上司に設定すると、ブーメランになる場合が多いですね。

 

せめて、社長とかあまり普段の業務に影響のない人をターゲットにするほうが良いのでわ。

 

ただし、基本的には「共通の敵(認知的バランス理論」は弊害しかないと思います。

 

敵がすぐに変わり、もろい結びつきの為、ほころびやすい特徴があるのですから。

ただし、そうの特養、年配職員は結びつきを強くしていて上手い。

 

なぜ、この年配職員に気を使っているのかわかりませんが、そうが施設長とか権力がある立場なら、今回の話を聞いて、即座にその年配職員の移動をします。

 

「共通の敵心理」は仕事が円滑に進むケースもあると言うのは事実なので覚えておいても損はないでしょう。

 

とりあえず、介護主任の意見を尊重し、できることがあればリーダーのサポートをしていこうと思います。

 

大きな責任感、不安に押しつぶされそうなあなたは、早急に上司に相談することをお勧めします。

 

強い使命感、責任感で頑張っているかもしれませんが、あなたが精神的に壊れてしまっては元も子もありません。

 

あなたが、幸せな環境で笑顔で過ごすことが、利用者さんにとっても笑顔で幸せに過ごせる為の前提条件だと思います。

 

苦しんでいる笑顔を人生経験の長い利用者さんは、見透かされるでしょう。

 

とにもかくにも、介護主任からの注意で変化が起こってほしいと祈ってます。

 

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