デイサービス | どうなる?訪問介護+通所介護の新サービス創設
社会保障審議会・介護給付費分科会で訪問介護と通所介護を組み合わせた、新しい複合型サービスの創設について取り上げられましたね。
みなさんの事業所では対応できそうですか?
審議委員からは「必要性を感じない」という発言もあったようですが…
訪問介護は特に人手不足で厳しいそうですね。(そうの法人に訪問介護はないです)
・厚生労働省 社会保障審議会 介護給付費分科会(第222回)
引用
今後、サービスの供給量が大きく不足していく可能性がある。
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半数以上の事業者が訪問介護事業所と通所介護事業所の双方を運営している。
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人手不足を少しでも補おう。
人手不足対策の一環に見えて仕方がない。
まぁ、こんな流れなのでしょう。
例えば、デイサービス利用者が、調子が悪いから病院受診の為お休みしました。
新しいサービスでは、そのデイサービスが通院介助を行い、介護保険で請求できるということになるのかなぁ。
朝の準備ができない利用者さんの家へ、今までだとヘルパーさんに頼っていましたが、デイサービスの職員が介助して送迎すことで、送り出しの単位も算定できるようになるのでしょうか。
あと、よくあるのがゴミ出しとか。
そうのデイサービスでも、ゴミ出しのためにヘルパーさんに来てもらっている方も、多く見えます。
生活援助でできるのか・・・
気になりますね。
事業所の収入が増えるのであれば検討と言ったところでしょうか。
面白い取り組みだとは思っていますが。
メリット
- 生活全般の把握とそれに基づくアセスメント
- 本人の状況を踏まえた柔軟なサービスの提供
- 利用者の新たなニーズの把握
自宅で過ごしている利用者さんと接することで、より多くの情報を得られ、生活の質の向上に役立てれる可能性を秘めていますね。
デメリット
- 人材不足
- 教育・管理が難しい
- シフト管理が難しい
どういう人員配置基準になるか、想像できませんが、結局人が集まらないのは解消で着なさそうですね。
人が増えシフト管理も大変だろうし、そうは簡単な調理やボタン付けやほつれの修復なんて出来なさそうです。
結局、事業所が参入しやすいように厚生労働省が基準作りをしてくれないと、何も始まらない感じですね。
小規模多機能型居宅介護のショートステイを無くした版と言われればそうなのですが・・・
小規模多機能型居宅介護が増えていっていない点を考えれば、もしかしたらあまり需要はないのかもしれませんね。
どうなるかはわかりませんが、創設されることを頭に入れて、各種シミュレーションしておいたほうがいいのは間違いなさそうですね。
新設のサービスは報酬単価が高い傾向にありますし。
それよりも心配なのは、とんでもない勢いで上がっている物価の高騰ですね。
支出がかっなり大変なことになっていて、職員の節約ではどうにも対応できないレベルで悲鳴を上げている事業所も多いのではないでしょうか?
プラス改定になるとは思うのですが、一筋縄にアップと言う訳には、行かないかもしれませんね。
報酬は上がったが、加算を算定できる事業所には上がるけど、算定できない事業所は実質マイナス改定みたいな。
そんなことは過去にもありましたので・・・
そんな形に今回もならなければいいのですが。
安心して年越しできるかは、今後の動向次第ということですね。